2016年05月29日

酷い黒人差別CMを見た

 洗剤メーカー・上海雷尚化妆品有限公司のブランドである、俏比(Qiaobi)のCMが、中国らしい仕上がりになっています。 中国在住のアメリカ人がフェイスブックで紹介したところ、一気に広がったようです。



 中国は昔から皮膚が白いほど美しいとの考えがあり、「以白為美」(白い肌こそ美しい)という言葉がありますけど、今回のケースはそれでは説明がつかないんですよね。

 中国人を洗濯機に放り込んで白人が出てくるCMなど放送しようものなら、今頃同社の周辺でデモが行われ、中国メディアはスクラムを組んで同社を叩き、微博や微信は不買を呼びかける声でいっぱいになり、FBのアカウントがあれば同じような非難コメントが千単位で付きまくっていることでしょう。

 しかし、28日の段階で中国メディアは海外での反応を報じ始めたところ。数日後に環球時報が立派な反論をこしらえるまでの時間稼ぎでもありますが、出足の鈍さは何が問題か本気でわかっていないのかもしれません。



さらに酷いことに、イタリアで10年前に作られたCMの大枠をパクっているんですね。BGMも同じでもう言い訳できないレベルです。

 俏比が微博で声明を発表しましたので、ご覧ください。

 2016年5月27日、新浪微博で、一部メディアと個人が米国メディアの情報を転載した。中国俏比洗衣溶珠のCMは人種差別の疑いがあるとyoutubeで論争が起こっている。この後、我々は調査を開始した。米国『ワシントンポスト』『ロサンゼルスタイムス』、CNN、英国BBC、フランスAFP通信などのメディアが転載と報道を行い、米国とヨーロッパなどで世論の注目を集めていた。これに対し、我々はすぐさま問題処理に着手し、以下の声明を発表する。

1,我々は有色人種差別をする意図はなく、皮膚の色は我々の価値判断の基準ではない。我々は人種差別に対し強く拒否し、非難するものである。
2,CMの内容が引き起こした論争について、我々は遺憾の意を表明する。しかし絶対に責任からは逃げない。論争となっているCM内容について、我々はすでにネット上から削除した。ネットユーザーはこれ以上アップロードしないでほしい。
3,CMが過激な誇張をアフリカ人を傷つけたことに我々は謝罪の意を表明する。また、ネットユーザーやメディアは過度の分析をしないよう望む。
4,俏比は中国本土の日用品ブランドである。我々は国産ブランドを大きく強く、世界に進出させたいと考えている。
 謝罪とはうたっていないので謝罪しなくてもいいんですが、半分くらいはネットが悪いみたいになってませんかね、これ。この内容で海外ブランドがプレスリリースをやったら燃料投下にしかなりませんよね。4などは今言わなくてもいい内容なのに、なぜ付け加えてしまったのか。何のために出した声明なのか、首をかしげるばかりです。
posted by aquarelliste at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 消息 | 更新情報をチェックする