2016年07月10日

習近平関連の誤字配信は続く

 今年3月、新華社は『從昆泰酒店內外訓中國經濟信心』という記事で、「中國最高領導人」(中国の最高指導者)と書くべきところを、「中國最後領導人」(中国最後の指導者)と書いて配信してしまいました。直後に慌てて訂正するよう要求しています。

 中国メディアはギッチギチに検閲されて、一つの間違いもない記事ばかりが世に出ているというわけではなく、事実誤認をしたまま記事にすることがあります。

 「関西」を「関系」(標準語の発音は同じ)と書いたり、何年たっても東京府や東京市という表記を改めません。自分たちに不利益とならない事実誤認や誤字は訂正の要求があってもそのままです。

 ところが指導部に関わってくる誤字となるとそうもいきません。細心の注意を払っている設定にはなっているものの、定期的に起きては関係者が処分を受けていますが一向に減りません。

 さて、今回はテンセントが誤字配信。それも中国共産党の建党95周年を伝える記事だったからさあ大変。「習近平發表重要講話」を「習近平發飆重要講話」とやってしまいました。

 「發飆」は精神に異常をきたした状態のことなので、「習近平は狂って重要講話をします」という意味になってしまいます。

 この手の記事は新華社から配信された原稿を丸写ししているものと考えていたのですが、わざわざ文字を起こし直しているんですね。「發表」も「發飆」もピンイン入力だとfabiaoで候補に出るんですが、わざとなんでしょうか。

 配信のみが許されていたテンセント。勝手に記事を書いた上に「新華社電」と付けて写真も新華社のものを使用した結果だと、宣伝部は結論付けています。

 習近平関連の誤字は今年少なくとも3回目。上述の「最後の指導者」、SCMPの英語版が徐(XU)才厚を習(Xi)近平と取り違え、そして今回。単なるミスにしてはリスクがでかいですし、3回ともメディアが異なるのでなんらかの示し合わせがあるのでしょうか。
 
==参考消息==
http://news.mingpao.com/pns/dailynews/web_tc/article/20160709/s00013/1468000091511
配信元である新華社の責任はないのか(2015/12/13)
りんたおの名前を間違えた記者が自殺(2014/7/5)
タグ:習近平 誤字
posted by aquarelliste at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 消息 | 更新情報をチェックする