2017年01月08日

風船射撃の屋台店主が拳銃所持容疑で有罪

 5日、河南省信陽市新県人民法院(県裁判所)の公式サイトに、「ネット競売におけるおもちゃの銃に関する状況報告」と題された記事が発表されました。

 同裁判所が押収したエアガンを、ショッピングサイトの淘宝(タオパオ)で競売にかけていたところ、習近平機関紙の澎湃が「BB弾を撃てるエアガンだろ」と指摘。

 これに対し裁判所は、「価格鑑定は行なったが、エアガンの弾速が規制以下かどうかは調べていない」と回答してネットで叩かれたため、光の速さで鑑定にかけ、規制ラインである1.8ジュール以下であると公表しました。

 規制以下で問題は無いはず。「以前にも競売にかけたが問題なかった」(同裁判所の裁判官)はずなのに、「競売対象への確認を怠り、未鑑定のまま競売にかけてしまいました」と公式が全面謝罪したのはなぜか。

 先日同じような事件があったなと思いを巡らせていたら、らーじゃおのツイートを思い出しました。



 らーじゃおのツイートについて簡単に説明しておくと、2016年8月から10月まで天津市河北区で風船射撃の屋台を出していた51歳の女性が、拳銃管理制度に違反し、違法に拳銃を所持していたとして3年6ヶ月の実刑判決が出たことを受け、父兄の皆さん子供達が「違法犯罪集団」にならないよう、気をつけようねと揶揄したものです。

 女性はちゃんとショバ代を支払っていたので、そっち方面の見せしめはなさそう。屋台で客に使わせるために所有していたエアガンは、前出の規制ラインを上回る弾速が出たため拳銃認定され、刑法第128条に抵触、と一応理屈は通っています。

 新県裁判所が売り飛ばしたエアガンは規制ライン以下だったものの、天津市の一件と、過去にも同じような判決が何度も出ているので、ネットで炎上する前に澎湃が突っ込んできたからなんでしょう。相変わらず中央のメディアには弱い地方自治体です。

 なお、女性は判決を不服として控訴。低すぎるとあちこちのメディアが指摘する規制ラインが二審の争点となる模様ですが、そうなると同様の判決にも波及するため舵取りが難しそうです。

==参考消息==
http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1592177
http://hnxxfy.hncourt.gov.cn/public/detail.php?id=1271
http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1591474
http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1590619
http://www.chinanews.com/sh/2017/01-04/8113029.shtml
http://epaper.ynet.com/html/2017-01/04/content_234416.htm?div=-1
http://news.dahe.cn/2017/01-05/108114074.html
http://www.rfa.org/mandarin/duomeiti/huandengtuji/biantailajiaomanhua/biantailajiao-01022017100609.html#.WGsHEmE5uvs.twitter
http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1590084
http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1590619
http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1591286
http://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_1591396
http://www.chinanews.com/sh/2017/01-07/8116555.shtml
posted by aquarelliste at 16:23| Comment(2) | TrackBack(0) | 消息 | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです、不思議ですね、人民弾圧軍は実銃で地方部隊が、荒稼ぎしていますが、人民は銃所持うるさいのですね、ただ文革の時ばらまいた武器、回収していないのですが?
やはり、中国は謎理論で動くようです。
Posted by 政界ウォッチャー三十年 at 2017年01月09日 08:44
人民弾圧軍のやりたい放題、泣きを見るのは庶民のみ、そういえば昔、人民弾圧軍が、廃棄すべきトカレフのデッドコピーを、メッキでごまかし日本に密輸しましたね、中共は敵です。
Posted by 政界ウォッチャー三十年 at 2017年02月09日 05:13
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